木質ボードについて
パーティクルボード
主な寸法
JIS規格では厚さ、幅、長さを範囲で示しておりますが、次のような寸法があります。
厚さ mm | 幅および長さ mm |
---|---|
9 10 12 15 18 20 25 30 35 40 |
900×1820 910×1820 910×2420 910×2730 1210×2420 1210×2730 |
各種区分
表裏面の状態による区分
種類 | 記号 | 表裏面の状態 | |
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素地 パーティクル ボード |
無研磨板 | RN | 両面が素地の状態で、無研磨のもの。 |
研磨板 | RS | 両面が素地の状態で、研磨したもの。 | |
単板張り パーティクル ボード |
無研磨板 | VN | 素地パーティクルボードの両面に 単板を張った板で、無研磨のもの。 |
研磨板 | VS | 素地パーティクルボードの両面に 単板を張った板で、研磨したもの。 |
|
化粧 パーティクル ボード |
単板 オーバーレイ |
DV | 素地パーティクルボードの両面又は 片面に化粧単板を接着したもの。 |
プラスティック オーバーレイ |
DO | 素地パーティクルボードの両面又は 片面に合成樹脂系シート、フィルム、合成樹脂含浸紙、 コート紙、アフターコート紙などを接着したもので 化粧面を単色で仕上げた無地物、 木目及び抽象模様を付けた柄物などがある。 |
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塗装 | DC | 素地パーティクルボードの両面又は 片面に合成樹脂塗料を焼付硬化又は印刷したもので 化粧面を単色で仕上げた無地物、 木目及び抽象模様を付けた柄物などがある。 |
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構造用 パーティクル ボード |
無研磨板 | S-RN | 両面が素地の状態で無研磨のもの |
研磨板 | S-RS | 両面が素地の状態で研磨のもの |
曲げ強さによる区分
種類 | 記号 | 曲げ強さ N/mm2 | |
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素地パーティクルボード 化粧パーティクルボード |
18タイプ | 18 | 縦横方向とも18. 0以上 |
13タイプ | 13 | 縦横方向とも13. 0以上 | |
8タイプ | 8 | 縦横方向とも8. 0以上 | |
素地パーティクルボード | 24-10タイプ | 24-10 | 縦方向24.0以上、 横方向10.0以上 |
17.5-10.5タイプ | 17.5-10.5 | 縦方向17.5以上、 横方向10.5以上 |
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単板張りパーティクルボード | 30-15タイプ | 30-15 | 縦方向30. 0以上、 横方向15.0以上 |
構造用パーティクルボード | 18タイプ | S18 | 縦方向・横方向ともに 18.0N/mm2以上のもの |
備考
24-10タイプは配向性ストランド(OSB)タイプ、17.5-10.5タイプはウェファ-タイプのボードをいう
耐水性による区分
区分 | 記号 | 耐水性評価方法 | 主な用途(参考) | ||
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湿潤時曲げ試験 | 吸水厚さ膨張率 | ||||
A試験 | B試験 | ||||
普通 (Uタイプ) |
REG(U) | ー | ー | ー | 家具、キャビネットなど |
耐水1 (Mタイプ) |
MR1(M) | ○ | ー | ○ | 建築下地(床、壁、野地) 造作部材など |
耐水2 (Pタイプ) |
MR2(P) | ー | ○ | ○ | 高い耐水性が求められる建築下地 (床、壁、野地)、造作部材など |
ホルムアルデヒド放散量による区分
種類 | 記号 | ホルムアルデヒド放散量 mg/l | |
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平均値 | 最大値 | ||
F☆☆☆☆タイプ | F☆☆☆☆ | 0.3以下 | 0.4以下 |
F☆☆☆タイプ | F☆☆☆ | 0.5以下 | 0.7以下 |
F☆☆タイプ | F☆☆ | 1.5以下 | 2.1以下 |
品 質
素地パーティクルボード 化粧パーティクルボード |
素地 パーティクル ボード |
単板張り パーティクル ボード |
構造用 パーティクル ボード |
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種類 | 18 タイプ |
13 タイプ |
8 タイプ |
24-10 タイプ |
17.5-10.5 タイプ |
30-15 タイプ |
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密度 g/cm3 | 0.40以上0.90未満 | 0.71以上 0.81以下 |
||||||
含水率 % | 5以上13以下 | |||||||
曲げ強さ N/mm2 |
縦方向 | 18.0 以上 |
13.0 以上 |
8.0 以上 |
24.0 以上 |
17.5 以上 |
30.0 以上 |
18.0以上 |
横方向 | 10.0 以上 |
10.5 以上 |
15.0 以上 |
18.0以上 | ||||
湿潤時 曲げ強さ N/mm2 |
縦方向 | 9.0 以上 |
6.5 以上 |
- | 12.0 以上 |
8.8 以上 |
15.0 以上 |
9.0以上 |
横方向 | 5.0 以上 |
5.3 以上 |
7.5 以上 |
9.0以上 | ||||
吸水厚さ 膨張率 % |
12以下 | 厚さ12.7mm以下の ものは25以下 厚さ12.7mmを超える ものは20以下 |
12 以下 |
12以下 | ||||
剥離強さ N/mm2 |
0.3 以上 |
0.2 以上 |
0.15 以上 |
0.3 以上 |
0.3以上 | |||
木ねじ保持力 N |
500 以上 |
400 以上 |
300 以上 |
500 以上 |
- | |||
てい(釘)頭貫通力 KN |
- | 1.0以上 | ||||||
くぎ側面抵抗 KN |
- | 1.0以上 | ||||||
(参考値) 曲げヤング係数 N/mm2 |
横方向 3000 以上 |
横方向 2500 以上 |
横方向 2000 以上 |
縦方向 4000 横方向 1300 以上 |
縦方向 3000 横方向 2000 以上 |
縦方向 4500 横方向 2800 以上 |
3.000以上 |
備考
縦方向とは、長手方向をいい、横方向とは、これに直角の方向をいう。
単板パーティクルボードの場合は、単板の繊維方向を縦方向といい、これに直角な方向を横方向という。
このページはJIS A 5908をもとに作成しました。JIS本文は日本規格協会でお求め下さい。